
クローザーとしてチームに勝利を呼ぶ岩崎
藤川球児監督はブルペンを「チームの心臓部」という。首位で折り返して、後半戦も勝ちパターンを締めるのは
岩崎優だ。
「こちらは結果で判断されるので、調子が上がっても、それイ
コール成績というのは別の話です。まだまだこれからですよ」
不動の守護神を担ってきた左腕。もっともプレッシャーのかかるポジションで投げ続ける者にしか分からない心境だろう。
前半戦は
石井大智が頭部に打球を受けて戦線離脱し、ブルペンが非常事態に陥ることもあったが、岩崎を中心にまとまった。
「でもブルペン陣がというのは気にせず、ちゃんと自分の仕事をすることだと思います。そのためには目の前のアウトをとっていくことですね」
5月17日の
広島戦(甲子園)では通算100セーブを決めた。100ホールドと合わせ大台ダブル到達は史上8人目だった。
プロ初セーブは2020年9月3日の
ヤクルト戦(甲子園)。当初は先発要員だったが、当時の
金本知憲監督からリリーフ転向を告げられてフル回転し、22年からストッパー役を務めてきた。
打たれても、抑えても表情を崩さないポーカーフェースは最後のとりで。勝ちパターンが生命線であるのは後半戦も変わらない。
岩崎はその責任を背負いながら最終回のマウンドに上がる。
「誰かのためにじゃなくて、自分のためにね」
頼もしい守護神が2年ぶり優勝のカギを握る。
写真=BBM