
万全の状態での復活を目指している
もう2度と同じ轍は踏まない。右脇腹を再び痛めた
栗原陵矢は、その一心でリハビリに取り組んでいる。「何回も何回も繰り返していたら、ばかみたいなんで、そこでしっかりと戻ったときには最後まで戦えるような体をつくろうとしています」
開幕前の3月11日、
巨人とのオープン戦(長崎)の守備中にフェンスに衝突して右脇腹を痛めて離脱した。4月には一度復帰。しかし、7月2日の
日本ハム戦(みずほPayPay)のことだった。試合前の打撃練習で何度も脇腹を気にするしぐさを見せていた。試合前練習のメニューはすべてこなしたが、試合はベンチ外。そのまま翌3日に出場選手登録を抹消された。
そこから約3週間後。同月21日には、ティー打撃も再開するなど、徐々にできることは増えてきている。猛暑日が続く筑後で汗を流している栗原は「現状は6割くらいです」と手応えを語った。
今季は53試合に出場し、打率.214、5本塁打、19打点。ただ復帰してグラウンドに立てばいい、というわけではないのは重々承知だ。「今、僕が復帰して、一軍で出られるかって言われたら、そこの立場にいる成績ではない」。昨季20本塁打をマークした主軸も、今季は大きな不振を経験。一時は自らの打撃を見失いさえした。
チームは7月好調で上位につける。それだけに「戻った時に戦力になれるのか」と復帰に向けての不安は少なくない。春先の離脱から始まり、2度目のリハビリを続ける。不安の中で、さらなる進化を図っている。再び一軍のグラウンドに立つときは、もう一つ成長した姿を見せるため。
写真=BBM