いつ戻ってくるかが、後半戦のチームの成績に大きな影響を与える。開幕から32試合で防御率1.42で28セーブ。セーブ機会は失敗なしと抜群の安定感を誇っていた松山晋也にアクシデントが発生したのは7月3日のことだった。
試合中、ブルペンに向かうと右肘に違和感を覚えた。翌日に病院で検査し、そのまま登録抹消に。抑え部門のファン投票1位で選出されていたオールスターの辞退が決まった。NPBは「右尺骨肘頭疲労骨折」と公表した。
「まずはファンの皆さんに選んでいただいて光栄でした。辞退という形になってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。1日でも早く復帰して、ファンのみなさんに頑張っている姿を見せられるようにやっていきます」
抹消から8日目には投球を再開。まずは数メートルの距離でネットスロー。「ここまでトレーナーさんの配慮、チームの取り組みもあって、めちゃくちゃ早く来られました。(痛みは)何もないです」。
その数日後には約30メートルの距離でキャッチボールも行った。具体的に復帰時期は未定だが、井上監督は「海にクラゲが出没するぐらいかな」と話しており、8月中旬以降の復帰に期待を寄せている。
「あまり後ろ向きにならず、前向きにとらえながらやっていきたい。これも人生なので」と松山。チームの悲願の上位進出には欠かせない右腕が復帰への道を突き進んでいる。
7月30日に離脱後初めてブルペン投球を再開。最速は149キロを計測した。8月中旬の実戦復帰を目指し、順調な回復ぶりを見せている。
写真=BBM