
二軍で圧倒的な結果を残しプロ初勝利をつかんだ
「世代ナンバーワン左腕」として甲子園を沸かせたサウスポーが、プロ野球の世界で大きな一歩を踏み出した。7月13日の
楽天戦(楽天モバイル)。2年目にしてプロ2度目のマウンドとなった先発の
前田悠伍が、楽天打線を6回4安打無失点に抑えプロ初勝利をマークした。10代での白星は、球団では2012年の
武田翔太以来13年ぶり。3連敗中だったチームを救う快投で記念の1勝をつかみ「ようやくプロ野球の生活がスタートした1日」と白い歯をこぼした。
大阪桐蔭高では2年春の選抜大会決勝・近江戦で7回1失点11奪三振と好投し優勝に貢献した。選抜大会決勝で2年生投手が2桁奪三振を記録して勝利したのは史上初。春夏連覇を目指した同年夏の甲子園は、2年生ながらより大きな注目を集めた。先発した2回戦の聖望学園戦では、相手が上位打線に右打者を並べてきた中でも5回を投げ毎回の9奪三振。許したのは内野安打1本だけと圧巻の投球を見せた。救援登板した準々決勝では下関国際に逆転負けを喫したものの、左腕は甲子園で鮮烈な印象を残した。
3年夏は大阪大会決勝で涙を飲んだが、同年のドラフト会議で3球団競合の末、
ソフトバンクへの入団が決まった。一軍デビューを果たした昨年10月1日の
オリックス戦(京セラドーム)では3回6失点だったが、今季はウエスタンで圧巻の成績を残し一軍での先発をつかみそのチャンスを生かした。小久保監督も「立派ですよ」と高評価する若鷹が、プロの舞台でも観客を沸かせる。
写真=BBM