
一軍で活躍するために、まずは二軍で結果を残すしかない
甲子園のヒーローだった
井上広大が、プロ6年目のシーズンをファームで過ごしている。春先に一軍でチャンスを得たが、生かせなかった。
開幕を二軍で迎えた井上に一軍からお呼びがかかったのは、開幕すぐのこと。4月1日の
DeNA戦(京セラドーム)だった。六番・左翼で出場したが2三振を含む無安打に終わった。
今季ここまで井上が一軍でプレーした機会は、この1試合だけ。すぐに登録抹消でファーム行きになって、今は再昇格を目指している状況だ。
2019年、夏の甲子園を沸かせた1人。履正社高の四番打者として、決勝となった星稜高戦でエース・
奥川恭伸(現
ヤクルト)からバックスクリーンに豪快な本塁打を放って優勝に導いた。
その年のドラフト2位で
阪神入り。
西純矢、
及川雅貴らと同期で、1年目からファームで四番を打つなど将来性を見込まれているが、一軍ではなかなか、花を咲かせきれていない。
近本光司、
森下翔太ら外野のレギュラーの壁は厚い。井上も「バッティングだけでは上がれないし、守備も含めてしっかり練習したい」と汗を流している。
ウエスタン・リーグでは1試合2本塁打を放つなど長打力をアピールする。
梵英心二軍打撃コーチと打力アップに取り組み、守備では外野と一塁を守っている。
平田勝男二軍監督も「やっと兆しが見えてきた」と評価したこともあった。まだまだ安定感を欠いているが、さらに力をつけて甲子園の舞台で暴れるつもりだ。
写真=BBM