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中日・根尾昂 リリーフ転向で勝負の7年目/甲子園のヒーローは今

 

根尾 昂


 中日ナインの認知度ランキングがあったとしたら、間違いなくトップクラスだろう。野球ファンならずとも全国区で知られているはず。真っ先に名前が挙がる一人が根尾昂ではないだろうか。

 大阪桐蔭高で3度全国優勝を経験。藤原恭大(ロッテ)や横川凱(巨人)らと同学年。3年時は春夏連覇した。投打二刀流として騒がれた。ドラフトでは中日、日本ハム、巨人、ヤクルトの4球団競合。根尾自身が選んだ遊撃でプロのキャリアをスタートさせた。

 プロ3年目の2021年、初の開幕スタメンをゲット。八番・左翼だった。当時の与田剛監督が出場機会を模索しながら、打撃を生かす目的で外野もやらせた。同年5月4日のDeNA戦(バンテリン)でプロ初アーチをマーク。満塁ホームランという派手さが、根尾の未来を明るくしたかに思えた。

 しかし4年目の2022年、ここから雲行きが怪しくなった。就任したばかりの立浪和義監督から遊撃再コンバートの指示を受ける。そしてシーズン途中に投手転向が決まった。先発にも挑戦しながら、芽が出ない24年オフには背番号7から30への変更が決まった。

「番号は何でもいいんです。とにかく一軍の試合に出られるように毎日を大切に過ごしていきます」

 プロ7年目の今季はリリーバー。8月11日時点で一軍では4試合に登板。二軍では防御率1点台をキープしている。「根尾コール」は球場の雰囲気を一変させる力を持っている。素材開花が待たれて仕方がない。

写真=BBM
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