
外野を守る選手に故障者が続出し、外崎にお鉢が回ってきた
昨年まで6年間「定位置」として君臨し、2度のゴールデン・グラブ賞を受賞した二塁から、今季は三塁へのコンバートを受け入れた
外崎修汰。「打撃向上のための守備負担軽減」が最大の理由とされたが、打率は2割台前半が続いた。さらに新外国人三塁手・
J.D.デービスの加入によりスタメン出場も減少。危機感が迫るなか、新たなチャンスが巡ってきた。
西川愛也、
岸潤一郎、
仲田慶介など外野を守る選手に故障者が相次いだのである。
球宴による中断期間中の練習で、
西口文也監督からの命令で外野守備の練習を開始していたが、8月10日の樂天戦(ベルーナ)で仲田が負傷し、代わって外崎が右翼手として出場することとなった。2022年6月以来、3年ぶりの外野での出場。2安打1打点の活躍を見せると、翌11日の同カードでは右翼でスタメン起用され、4号ソロを放つなど3安打2打点で勝利に貢献した。17年に身に着けた「外野手」の引き出しが大きく役立っている。
「今は(外野をやっていた)あのときの感覚に戻す感じでやっています。ただ思い出すのが大変で……」と慎重だが、それでも「やはり試合に出てナンボ。プライドがないとかそういうことではなく、とにかく任されたところでの自分の役割をしっかりと考え、果たしていくだけです」
打撃と守備位置の関係は「打撃は打撃なので関係ないと思っています」と話し、状態が上がってきた打撃と含め、攻守ともにチームに求められる喜びを改めて感じながらプレーする。
チームは若手の台頭が著しいが「まだまだ負けてられないし、負けたくない」。強い競争心を胸に“万能力”を光らせていく。
写真=BBM