
下半身のコンディション不良から復帰。万全を期してチームの正念場をけん引する
エースとしての期待値が高い分、周囲の求める基準もおのずと高くなる。
岸田護監督、
山本由伸(ドジャース)が背負った背番号18を継承した
宮城大弥は、見えざる重圧とも付き合いながら今季を過ごしている。9月1日時点で122回2/3を投じ、リーグ6位の防御率2.42。18試合で15度のQSを記録しながらも、5勝止まりと勝ち星に恵まれない状況が続いている。
「運もありきですし、先発としての仕事をしっかりしとけばチームの勝ちにつながると信じている。少しでも(防御率を)下げるほうがうれしいし、それをチームとして勝ちにつなげられたら一番かなと」
イニングごとの失点数で見ると、6回が最多の10失点。「今シーズンは基本的にそこが課題。四球やミスからつながる失点が多い」。課題と向き合いながらも、5月21日の
ロッテ戦から7試合白星なし。「自分自身のいい投球が少ないと感じますし、もっとやらなきゃいけないことがたくさんあって、こういう成績にしかなっていない」と、昨季まではマウンド上で見られた笑みもいつしか少なくなっていた。
下半身のコンディション不良により、8月8日には今季2度目の登録抹消に。離脱によって「高島さんや東松が急きょ中継ぎから先発に回ったり、申し訳ない気持ちがある」と責任を感じながらも、「治療をメインに、向き合えたことはプラスになった」と前を見据える。「まだ優勝を目指したいですし、その先にも行きたい。勝ちが必要になってくる」。正念場のチームをけん引するのは、自らの役割と心得ている。