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巨人・大勢 配置転換を新たなモチベーションに/タイトル争い参戦中

 


 新たなポジションでも、圧倒的な存在感は不変だ。大勢は入団以来、3年間務めたクローザーから、セットアッパーに転向。「クローザーはたとえ点を取られても、勝ちで終わらせられればいい。でも8回は試合が続くので、2点差があっても、1点を取られると流れも変わる」と、これまで経験しなかった重圧も知った。

 9月4日時点でチーム最多の54試合登板、7勝4敗1セーブ、防御率2.42。両リーグトップの40ホールドを記録しており、2012年の山口鉄也(現二軍投手チーフコーチ)がマークした44ホールドの球団記録も視野に入るなど、抑えのR.マルティネスとともにブルペンを支えている。

 昨季終了後、チームは中日の絶対的守護神だったマルティネスを4年総額50億円規模と言われる超大型契約で獲得。阿部慎之助監督は大勢を8回に据える構想をすぐさま明言した。右腕は当初こそ「簡単には譲れないという熱い気持ちもある。逆に燃えます」と意地も口にしたが、次第に自身の希望以上にチームの勝利に目を向けるようになった。

 春季キャンプ中には指揮官から「去年は抑えにつなぐところが鬼門だった。チームが勝つためにこそ、お前に投げてほしい。セーブ王は獲れないかもしれないけど、ホールド(ポイント)のタイトルを獲ってくれ」と伝えられ、セットアッパーへの配置転換を前向きに受け入れた。

「一戦一戦の積み重ねで、結果的にそうなればいい」と語る背番号15。最優秀中継ぎ投手という目標は、手の届くところにある。

写真=BBM
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