
7勝に終わった昨年の悔しさを今年は晴らしている
タイトル争いに参戦している
村上頌樹にとってはラストスパートに突入するシーズン終盤に入った。
チームメートの
才木浩人、
DeNAの
東克樹らと最多勝、勝率第一位などで激しく競い合っている。1年前は7勝(11敗)止まりだったこともあり、真価を問われる今シーズンだった。
飛躍となった2023年には10勝6敗で優勝に大きな貢献を果たしていただけに、その期待は大きかった。リベンジを誓った今季は「チームに貢献して優勝できるのが一番良い」と言った言葉どおりになった。
藤川球児新監督から開幕投手を任された村上は、期待に応えるように序盤から3連勝を2回やってのけチームを連勝の軌道に乗せた。
「自分の仕事をして、野手との兼ね合いもあって、勝ちがついてくればいい」
昨シーズンと比べて大きくなった筋肉質のボディーにも変化が見え、制球力の高さも相変わらず安定している。その後は勝ったり、負けたりだったが、先発ローテーションの軸としてフル回転してきた。8月16日の
巨人戦(東京ドーム)では3度目の完封勝利で10勝目を挙げ2ケタ勝利をマーク。9月2日の
中日戦(バンテ
リン)では6回2/3を6安打3失点で11勝目を挙げた。
投手力を前面に出した戦いで独走してきた
阪神で、やはり勝ち星を伸ばした村上の安定感は大きかった。もっとも同学年の才木らのライバルとのタイトル争いはレベルが高い。村上は「才木君が全部獲ると思うので、自分はその後をしっかりついていきたい」と冗談でかわすも最後まで目が離せない。
写真=BBM