
復帰後は打率3割をキープして打線をけん引している
V2への起爆剤として約2カ月ぶりに帰ってきた。右脇腹を痛めていた
栗原陵矢が8月29日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)で一軍復帰。2回二死二塁の好機に初打席が巡ってきた。「緊張したけど、何とか先制点という気持ちが上回った。なかなかファーストスイングを仕掛けられない中、良い形でカウントを進めることができたのが良かった」。中前への先制適時打。一塁ベース上ではホッとしたような笑みを浮かべた。
昨年はともに初のベストナインとゴールデン・グラブ賞に輝き、リーグ制覇に大きく貢献した。三塁のレギュラーとして期待された今季、相次ぐケガに苦しめられた。オープン戦で右脇腹を痛め、開幕には間に合わなかった。復帰後は思うような結果が伴わず、7月頭には再び同箇所を痛めた。「(一軍に)戻ったときに戦力になれるのか」。8月中旬に二軍戦に復帰したが、今度は右膝への自打球で途中交代。「かなり痛いけど大丈夫です」と痛みを抱えながらも一軍戦線への復帰を直訴した。
「自分の調子とか体(の状態)とかではない。チームのために、自分ができる100%の動きをする」と覚悟を決めた。その姿に
小久保裕紀監督も「優勝するには彼(栗原)の力が必要。9月に大暴れして月間MVPを取ってほしい」と期待を込めた。9月2日の
オリックス戦(みずほPayPay)では4年ぶりに一塁でスタメン出場し、長打を含むマルチ安打をマーク。「調子とか技術うんぬんじゃなくて、気持ちで取りにいきたい」と指揮官が厳命した9月の月間MVPに向けても好スタートを切った。
写真=BBM