
9月2日の中日戦で、うれしいプロ初本塁打を放った
8月中旬から出場機会が急増しているのは
熊谷敬宥だ。ユーティリティーとして知られていたが、カード3連戦でスタメン出場を果たすなど、これまでに見られなかった起用が目立つ。
「僕にとっては1日1日が大事です。もし明日出ることがあれば、また常に結果を求めてやっていきたいと思っています」
熊谷本人は「試合に出ていないときは味方を応援するしかないし、自分が出るときは自分のことを必死になってやる」と置かれた立場で最大限を尽くすことを信条としてきた。
もともとポジションが保証された立場でないだけに、与えられた数少ないチャンスで必死のプレーを積み重ねた。昨年まで7年間守備固め、代走要員だった男にとって大事なシーズン終盤といえる。
9月2日の中日戦(バンテリ)では、六番・遊撃でスタメン出場し、カイル・マラーからプロ初本塁打を放った。「自分が一番びっくりしている」。遊撃といえば
木浪聖也、
小幡竜平の競争だったが、ここにきて定位置獲りに参戦している。
仙台育英高から立大を経て2018年にドラフト3位で入団。
阪神の立大出身は伝説のスラッガーだった
景浦将、南海に移籍した
望月充ぐらいで、珍しいケースと言われた。
これまでのシーズン最多出場は2021年の73試合。攻守に食らいつくプレーを披露し続ける熊谷とすれば、ラストスパートで一気にレギュラーの座を確固たるものにしたい。
写真=BBM