
高卒2年目の今季は初勝利をマーク。来季の活躍に期待される
2年目の
前田悠伍が果たした大仕事だった。7月13日の
楽天戦(楽天モバイル)。チームが3連敗中、それも3試合連続完封負けと沈んだ中で今季初先発を託された。6回4安打無失点でプロ初勝利。「自分のやってきたことを出すことだけを意識して投げた。ようやくプロ野球の生活がスタートした1日なので、これからもっともっと勝っていけるように頑張ります」と声を弾ませた。
最大のピンチで大物ぶりを見せた。5点リードの6回無死一、二塁。
村林一輝を迎えると、敵地はチャンステーマでボルテージが高まった。すると、前田悠はほほえむような表情を浮かべた。「相手の応援も大きくなってきた中で、なにか、めちゃくちゃ楽しかったので。それで自然とやってやろうという気持ちになった」。三塁正面への強烈な当たりは、めったにお目にかかれない三重殺で一瞬にしてピンチを断った。
小久保裕紀監督は「トリプルプレーで抑えるところが持っているやつだなと」と自らの一期生をたたえた。
2023年のドラフトで就任直後の小久保監督が当たりくじを引き当てた。大阪桐蔭高出身の逸材はルーキーイヤーの大半をファームで過ごし、リーグ優勝決定後にプロ初先発。3回6失点と苦い一軍デビューとなった。2年目の今季は二軍スタートとなったが、ウエスタン・リーグの連続無失点記録を樹立するなど二軍では無双状態。ただ、一軍では初勝利後、2度の登板で結果を残すことはできなかった。26日に左肘の手術を受けた。万全な状態で来季に挑む
写真=BBM