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ヤクルト・村上宗隆 長期離脱も終盤に実力を証明/復活を遂げた男たち

 

長期離脱を余儀なくされた2025年シーズンだったが、アーチ量産で観客を沸かせた


 やはりスワローズには、村上宗隆の力が必要だった。上半身のコンディション不良の影響で、約3カ月間二軍で調整していた主砲が7月29日のDeNA戦(横浜)で一軍に復帰。「いいところで打てるのが一番ですし、打点を挙げることだったり、出塁することだったり、すべてにおいて頑張りたい」と意気込み、チームに合流した。

 3月に上半身を痛めて開幕は二軍スタート。4月17日の阪神戦(神宮)で一時復帰したが、同戦で患部の痛みが再発して再び離脱した。「もちろん悔しかった」。黙々とリハビリ、練習に励み「一日一日をしっかり過ごすということをテーマに置いて、頑張っていました」と一軍の舞台を目指して歩んできた。

 復帰後は本塁打を量産してきた。9月27日の広島戦(神宮)では球団記録に並ぶ7年連続20本塁打をマーク。出場50試合での到達は、球団でも4番目のスピード記録で、日本選手では最速となった。「点が入るので、もちろん1本でも多く打ちたいという思いはある。その試合、その位置打席に集中するだけですね」と日々集中力を高めて、打席に入り、結果を残してきた。

 8年目の今季は56試合に出場し22本塁打47打点、打率.273でフィニッシュ。本拠地最終戦となった9月28日の巨人戦(神宮)後のセレモニーでは、今季限りで退任する高津臣吾監督から「ムネ、アメリカに行くのか?」と問われ、うなずいた。今オフにポスティングシステムを利用してメジャー・リーグに挑戦することは確実視されており、最後の最後まで『村上宗隆』のすごさを示したシーズンだった。

写真=宮原和也
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