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中日・上林誠知 全盛期はこれからだ!/復活を遂げた男たち

 


 7年ぶりに規定打席に到達して30歳のシーズンを終えた。右アキレス腱を断裂したのは2022年5月のこと。ソフトバンクを戦力外になり、中日に移籍して2年目。やっとプロ野球の第一線に戻ってきた。

「規定(打席到達)はレギュラーの証し。久しぶりなのでうれしいです。ケガもありました。自分を信じてきてよかったです」

 規定打席に到達したのは9月2日の阪神戦(バンテリン)。そのゲームで27個目の盗塁も決めている。足が万全を証明した。

 道のりは険しかった。縫合手術からリハビリを終えて復帰。だから23年オフ、ソフトバンクを戦力外になっている。

 もともと、医師から感覚とプレーの一致まで3年をメドに考えるようにアドバイスを受けていた。腱の機能回復、可動域の確保、それならとっくに自信があった。短距離走のタイムも出る。スイングスピードは戻ったが、あと一歩を埋める時間が必要だった。

「これまでいろいろな方に支えられてきました。感謝しかないです」。2月の春季キャンプでは松中信彦打撃統括コーチと連日、居残り練習をしていた。井上一樹監督が言う。

「春先はレギュラーという考えはなかった。上林は結果を残した。認めざるを得ない成績を残した。これは彼の頑張り。大きなケガから、よくここまで戻ってきた」

 2025年の成績は134試合、17本塁打、52打点、27盗塁、打率.270。地獄から這い上がって来た背番号51。まだ30歳。全盛期はこれからだ。

写真=BBM
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