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日本ハム・奈良間大己 来季はレギュラーへ 自身の役割を全うした1年に/陰のチームMVP

 

陰日なたで全力を尽くしてきた


 プロ3年目で奈良間大己は初めてシーズンを一軍で完走した。出場は86試合で昨季の90試合には及ばなかったが、チームに欠かせないピースとして多岐にわたる役割を全う。代打、代走はもちろん、守備固めでは三塁、二塁、遊撃を着実にこなし、スタメン出場も23試合。さらにベンチではチームを鼓舞するムードメーカーとして盛り上げた。

 そんな奈良間に野球の神様がほほ笑んだ試合があった。8月24日のソフトバンク戦(エスコンF)。激しく優勝を争ったライバルに対して、2連勝で迎えたカード3戦目で大ヒーローとなった。0対0で迎えた延長10回一死満塁で中前へプロ初のサヨナラ打。お立ち台では満面の笑みで「バカうれしかったっす」と言ってファンをさらに盛り上げた。

 新庄剛志監督も、うれしそうだった。「普段はムードメーカーって言われたり、守備固めっていう役割もすごい大事なポジションですけど、やっぱりスタメンで出たいと思う。この一打は6000点満点ぐらいのアピールポイント」。陰日なたで全力を尽くしてきた背番号58の姿を知るからこそ、サヨナラ打直後はハグで出迎えた。

 奈良間は常に試合後は、谷内内野守備走塁コーチに打撃練習を手伝ってもらっていた。「僕の守備もそうですけど、打撃で特に悩むことが多かったんで、本当に毎日一緒に反省して次の日を迎えていた。ほんとに感謝したい」。ユーティリティーから、いつかはレギュラーへという思いも秘めながら、自分の役割を全うした1年だった。

写真=BBM
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