
一軍デビューとなった今季、49試合でマウンドに上がった山田
良い意味での今季最大の「想定外」だった。2023年に近江高からドラフト5位で入団し、1年目は3試合登板、防御率5.87、昨季は13試合登板、同6.75と、2年間ファームでも結果を残せずにいた
山田陽翔が3年目の今季、中継ぎとして大躍進を遂げた。
開幕2戦目の3月29日に自身初の一軍昇格。4月3日の
楽天戦(楽天モバイル)でデビュー後は、投げっぷりの良さを武器に強い真っすぐと多彩な変化球で打者を打たせて取るスタイルでアウトを積み重ねた。デビュー戦から15試合連続無失点を記録するなど抜群の安定感で首脳陣の信頼を勝ち取ると要所での起用も増え、5月17日の
オリックス戦(ベルーナ)で初勝利、7月29日の同戦(京セラドーム)では初セーブを記録した。
昇格後、一度も抹消されずに一軍に帯同し49試合登板、3勝3敗17ホールド1セーブ、防御率2.08。飛躍の1年となったがケガなく年間通してマウンドに上がり、結果を残し続けることは簡単ではない。その中で21歳右腕は「多少の疲れやケガはみんな抱えている。それをいかにプレーしながら治すとか、疲れを翌日に持ち越さないとか」を重要視。交代浴で血流を良くして老廃物を取ったり、たっぷりと睡眠するなど、「その日の疲れはその日のうちに解消して、次の日はフレッシュな状態で挑むことを心掛けていました」。
来季に向けて「球速アップ」を課す。「活躍が1シーズンだけで終わってしまったらダメ。来年以降も今年以上に活躍できるように必死で挑みたい」と目を輝かせた。
写真=BBM