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西武・仲田慶介 理想は「全ポジションで一流と言われる選手」/新天地1年目を終えて

 

与えられた役割を常に懸命にこなした仲田


 2022年にソフトバンクから育成ドラフト14位で指名されプロ入りした仲田慶介。3年目の昨季、支配下契約を勝ち取り念願の一軍デビューを飾って24試合に出場した。だが、同年オフに戦力外通告を受け、再び育成での契約を打診されたが、固辞して新天地を求めた。選んだ西武からのオファーも育成契約だったが、両打ち、内外野を守れる守備力、俊足というオールマイティーさを存分にアピールし、3月25日に支配下契約。開幕から一軍に帯同し続けた。

 8月上旬に右大腿二頭筋肉離れを発症し、約1カ月間の戦線離脱はあったものの、9月9日に一軍復帰してからはシーズン終了まで再びチームに帯同し続けた。シーズン途中、独特の足を高く上げる打撃フォームの改良を求められ、一時は迷い苦しむ時期もあった。しかし、最終的には60試合出場、20安打、3打点、1盗塁、打率.230といずれも昨季の成績を上回り、成長を証明している。

「最初は打撃で苦しみましたが初安打(6月13日の中日戦)が出てからは安打も出たのはよかった」と振り返る。また、「代走から出ていろいろな位置を守って、という役割ができたのは持ち味が出せた」と守備、走塁面での手応えも感じられたという。

 しかし、仲田の胸に満足感は一切ない。「自分の中では、(達成感は)半分ぐらい。僕のキャリア的には初めて60試合も出られたのは大きいですが、『うまくいった』よりも『もっとできたな』の気持ちが大きい」。西武でも評判どおり練習量はチーム屈指を誇る。「全ポジションで一流と言われる選手になりたい」。目指す理想はまだまだ高い。

写真=BBM
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