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広島・末包昇大 “和製四番”として一本立ちを「目指さないことには……」/来季こそ主役に

 


 今季初めて規定打席に到達した。爪痕は残した分、成績の物足りなさを自覚する。

 末包昇大は「ケガをしなかったことは良かったけど、こうした成績で終わってしまうのは本当に情けない。打席をもらったなら、リーグのトップクラスの選手たちと争えるような成績を残して終わりたかった」と、悔しさを胸にオフの練習に取り組んでいる。

 106安打、62打点は自己最多を大きく更新した。本塁打数も一昨年に並ぶ自己最多だったものの、11本止まり。

 阪神との開幕3連戦(マツダ広島)は出場なしというスタートから、4月終了までに4本塁打、21打点。だが、そこがピークだった。

 チーム最多63試合で四番を任されながら、新井貴浩監督から「4番目」と言われ続けた評価を覆すには至らなかった。

 昨季より151打席も多かったものの、二塁打は昨季の14から18に微増しただけ。「惜しくて二塁打というのがなかった」と、反省ばかりが残る。

 長打を求め、今オフから「力の使い方」の向上を求めてピラティスを始めた。「60%の力でも100%の力が出せるように。新しいものも入れながら、自分の体と向き合う」と、課題に取り組んでいく。

 外野陣は来季も残留が濃厚なファビアンを筆頭に、今季台頭した中村奨成、さらに両打ち外野手のドラフト1位・平川も争いに加わる。ベテラン・秋山翔吾を含め、外野レギュラーは白紙状態。

 し烈な競争を勝ち抜かないと、ポジションはない。新井監督が“和製四番”を理想に掲げる中で、末包は「目指さないことには自分の価値はない」と言い切る。

 覚悟を持って30歳シーズンに向かう。

写真=井沢雄一郎
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