
ポストシーズンは左脇腹痛で離脱も、3年目の来季もチームを支える
首筋にタトゥーとして刻んだ「感謝」を胸に、エスピノーザは来日2年目のシーズンも先発ローテーションの一角として奮闘を続けた。
長かった我慢が報われたのは、6月5日の
広島戦(京セラドーム)。6回途中3失点の粘投で昨年7月7日の
日本ハム戦以来、自身17試合ぶりの勝ち星を挙げ、白星が付かなかった16試合すべてで援護点が2点以下という“呪縛”からも解き放たれた。
「本当に、次いつ勝てるんだろうとずっと思っていた。情報がすごく手に入りやすい時代で、メディアの情報やSNSであったり、翻訳とかもできてしまうので。見ないようにしても、やっぱり目に入ってきてしまう。家族には『見るのをやめておきなさい』と言われたけど、あえて見ていた。勝ちはやってくる、と自分に言い聞かせてやってきたんだ」
結果的に23試合に登板して5勝8敗、防御率2.98。
厚澤和幸投手コーチの助言もあり、昨季は少なかったカットボールとチェンジアップの割合を増やすなど、投手としての幅を広げた1年でもあった。
10月1日の
西武戦(京セラドーム)で左脇腹の違和感を訴え、2回途中で緊急降板。ポストシーズンでの登板はかなわなかったが、在籍3年目となる来季に向けて離日の際には「
オリックスファンの皆さんと来年またお会いできることを楽しみにしています! メッチャ感謝デス!」などとコメントした。週に3回、2時間ずつ日本語のレッスンを受け、将来生まれる子どもには日本語の名前を付ける予定でもある親日家の右腕が、来季もチームを支える。
写真=BBM