
巨人・T.キャベッジ
徐々に日本野球への適応を見せた。2年目の来季こそ本領を発揮してくれる――。トレイ・キャベッジは来季こそ、球団とファンの期待に応えられるか。
エンゼルス時代の2023年に3Aで打率.306、30本塁打、32盗塁でトリプルスリーを達成。アメリカでもトップクラスの飛距離を誇るパワーで知られており、「強い打球を飛ばすのは自分が恵まれた能力の一つ」と口にする。巨人入りに際しては「自分の最大の長所は闘争心。攻撃ではパワー、守備では積極性、走塁ではスピードを見てもらいたい」と熱い気持ちを前面に出して日本へやってきた。
シーズン開幕直後の好調は続かず、6月は月間打率.129と極度の不振に陥った。守備や走塁で凡ミスを犯す試合も少なくなく、阿部監督からは「細かいこともできないと日本の野球では通用しない」と苦言を呈されたこともあった。
スタメン落ちや二軍落ちも経験しながら、若手にまざって試合前の早出練習に参加したり、首脳陣の助言に耳を傾けたりと精力的な姿勢は偽りではなかった。
「結果にとらわれず、自分のプロセスをしっかりと信頼して、常に全力を尽くすことで状態が上がってきた」と後半戦は52試合の出場で打率.306と確かな適応を見せた。
最終的に1年目の成績は打率.267、チームトップの17本塁打&51打点、5盗塁。残留が濃厚となっている来季は、抜群の身体能力と素直な人間性でさらなる進化を誓う。
写真=BBM