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DeNA・筒香嘉智 レギュラー奪回へ「新しい自分を作る」/わがチームの“○○王”

 


 記念のアーチを架けても、派手に喜ぶことはしなかった。10月1日のヤクルト戦(横浜)だ。「CSがあるので、めちゃめちゃな打撃は崩す原因になる。完璧に狙いにいったわけではなく、崩れない最低限のラインです」。DeNAにとってレギュラーシーズンの最終戦。筒香嘉智は好球必打に徹した。1点を先行した初回一死二塁で、小川泰弘からバックスクリーンへ2ラン。NPBでは6年ぶりの20本塁打と同時に、日米通算250号をクリアした。

 米球界から復帰2年目は75試合に出場し、チームトップの20発。特に8月は11試合で8本塁打と驚異的なペースで量産した。「打てると思って打ちにいく球、ボールと思って見逃せる球。その感覚が出てきた」。9月は21試合で打率.257、5本塁打にとどまったものの、出塁率は.409。18四球を選び、主軸として踏ん張りを利かせた。11月26日に34歳を迎えるベテラン砲。現状に満足することなく、真っすぐに前だけを見据えた。

「プレーヤーとしてはやっぱり、年間600打席に立ちたいというのがある。『600打席、あいつに任せよう』と思わせなかったのが僕ですので……」。打撃不振により5月と7月に2度の登録抹消。計2カ月、再調整期間に費やした。米球界からベイスターズ復帰2年目。選手時代から知る三浦大輔監督は、今季限りでユニホームを脱いだ。「また新しい自分をつくっていかないといけない」。左翼だけでなく、三塁でも守備の可能性を広げた背番号25。目指すのは一点、レギュラー奪回だ。

写真=BBM
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