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ソフトバンク・杉山一樹 抑えとしての矜持「もう一回競争を勝ち抜いてつかみたい」/わがチームの“○○王”

 

2年連続でチーム最多登板をマークした


 頼もしいセーブ王が、リーグ連覇と5年ぶりの日本一に大きく貢献した。阪神との日本シリーズ第5戦(甲子園)。2ー2で迎えた延長10回に登板した杉山一樹が、まずは一番・近本光司を追い込んでからの152キロ直球で右飛に打ち取った。続く中野拓夢は151キロで左邪。最後は森下翔太を152キロで二飛に仕留めた。本来の仕事場であるセーブシチュエーションでなかったが、1点を奪われればサヨナラ負けとなる状況で上位打線を三者凡退。直後の味方の勝ち越しにつなげ、日本一決定の試合で勝利投手となった。

 フィナーレこそ普段とは違う形となったが、シーズン中はそのタフネスさと抜群の安定感でセーブを重ねチームをリーグ連覇に導いた。小久保監督が絶大な信頼を置いていたオスナの不調もあり、6月からクローザーを託された。リーグトップの65試合登板とフル回転しただけでなく、セーブシチュエーションでの失敗はなし。守護神を任されたのが6月からながら、西武平良海馬と31セーブで並びセーブ王に輝き「うれしい。途中まではチームの勝ちしか思っていなかった」と自身初タイトルを喜んだ。

 今季は途中からだったが、リーグ3連覇と2年連続日本一が懸かる来季は、開幕から守護神の座を全うする覚悟だ。「ロベルト・オスナも戻ってきますし松本裕樹さん、藤井皓哉さんもいる。もう一回競争を勝ち抜いてつかみたい」。CSと日本シリーズも合わせ72試合を投げ抜いたが「疲れはすぐに取れました」と涼しい表情で話すセーブ王が来季もチームを支える。

写真=BBM
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