極限まで鍛え、バットを振った。ギータ2世と期待の高い笹川吉康は筑後での秋季練習で猛アピール。「ひたすらウエート・トレーニングをしています。もっと打球を飛ばして、もっとホームランを打てるようにまだまだ体を大きくしていきたいです」。身長194cm、体重97kgの体が一回り大きく見えた。
プロ5年目の今季は、ウエスタン・リーグで12本塁打、64打点と二つのタイトルを獲得した。一軍でも自己最多の26試合に出場。
日本ハムとの優勝争いが佳境を迎えた9月、スタメンで起用される試合もあった。「後半戦は状態が上がって、1軍のしびれる首位争いにちょっとは貢献できたことは良かった。いろんな人に支えてもらって、自分のモチベーションが上がった」と話す。
一方で痛恨のミスも経験した。9月21日の
オリックス戦(みずほPayPay)は自身の走塁ミスで試合が終わった。「すごい経験をさせてもらったというか、勉強になった。悔しい気持ちで忘れてはいけない。打撃だけでなく守備、走塁でもチャンスをつかめるようにやっていきたい」。翌日には出場選手登録を抹消され、悔しさを噛みしめた。
6年目の来季に向けては、再び
柳田悠岐に弟子入りする。背格好も似ており、柳田が入団からつけていた背番号44を受け継いだ。「まねとかはしていない。オリジナルで自分の感覚をつかんでいくしかない。そこで分からないことがあれば、柳田さんに聞いてやっていきたい」。ブレークに向けて、収穫の秋から鍛錬のオフを過ごしていく。
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