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オリックス・阿部翔太「変えるんだったら大胆に変えたほうが……」サイドスローで生まれ変わる/秋の収穫

 

秋季キャンプでサイドスローに転向。チームにいないポジションで勝負する


 不退転の覚悟で、新フォーム挑戦への一歩を踏み出した。来年34歳を迎える阿部翔太は、今秋からサイドスローに挑戦。転向後初実戦となった11月17日の中日との練習試合では、1回0/3を無安打無失点に抑えた。

「いきなり春に初めてバッターへ投げるよりも、秋でこうして対バッターに投げられたのは僕にとってもすごく大きい」

 2022年に44登板22ホールド、23年は49登板で21ホールドといずれもチームの優勝に貢献。一方、ここ2年は17から16と登板数を減らした。「このままじゃいけない、何か変えたいと思ったときに、変えるんだったら大胆に変えたほうが……と。チームでどういうポジションがいないか考えたときに、そこ(サイドスロー)で勝負するのは悪いことではないのかなと」。現役時代に横手投げでNPB通算418登板の比嘉幹貴投手コーチからも「僕がいろいろしたいって話をしたときに、『それこそ横で投げるのもいいかもね』って言われた」と背中を押され、転向を決断した。

 同投手コーチは「どうにかして現状を打開したいという思いが伝わってくるので。チームにいないタイプを自らやろうとしているので、どうにかサポートしたい」とうなずく。中日戦では従来の直球ではなく、習得を目指すツーシームを主体に結果を残し、岸田護監督も「ツーシームもいい形で決まった球があった」と評価した。28歳でプロ入りを果たした地元・大正生まれの右腕が、生まれ変わった姿でもう一花咲かせる。

写真=BBM
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