追加招集された代役侍として、確かな爪痕を残した。
佐々木泰は、日本代表の一員として韓国との強化試合(11月15、16日=東京ドーム)の2試合にフル出場し、8打数3安打4打点。残した結果はもちろんのこと「球界を代表する選手の中でプレーさせてもらえて、すごく光栄でした」と、貴重な経験をかみしめた。
辞退メンバーが相次いだことで、サポートメンバーとして招集された。侍合宿には参加せず、練習試合を含めた3試合だけの帯同。限られた時間ではあったが、特に同じ三塁を本職とする
巨人・
岡本和真にも“猛アタック”した。
球界屈指の強打者から「アプローチの仕方はすごくいいなと思って見ていた」などという言葉をもらった。「自分のいいところを言ってもらえて、すごく自信になりました」と、目を輝かせた。
1年目の今季は3月に左太腿裏の肉離れ、6月に右第一肋骨骨折とケガにも苦しんだ。54試合で打率.271と一定の成績は残したが、ノーアーチ。
韓国戦の前後は日南秋季キャンプで、長打力と得点圏での勝負強さを求めて徹底的に振り込んだ。来季は正三塁手として期待を背負う。
「来シーズンもう自分がいないと、ってなるぐらいの選手になって春を迎えたい」と、この先のオフシーズンも鍛錬の日々を重ねていく。
秋季キャンプを終えた後の11月25日には、青学大時代から交際していたという一般女性との結婚を発表した。
「より一層責任感を持ち、家族のため、そしてカープに貢献できるよう野球に打ち込んでまいります」
伴侶の支えも力に、2年連続Bクラスと低迷にあえぐチームの逆襲のシンボルとなる。
写真=高原由佳