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ソフトバンク・柳田悠岐 一振りで空気を変える存在「(来季は)とにかく打つ」/契約更改、覚悟の誓い

 


 来季の柳田悠岐は、7年契約のラストイヤーを迎える。かつて「7年たったら辞めているかもしれない」と語った男は、今では逆にどこまで行けるかに興味を持ちはじめている。「その先に契約が来るかっていうのは、来シーズンの結果はすごい大事だと思う。しっかり活躍して、その先の契約を考えていただけるような成績を出したい」。1億円ダウンの年俸3億7000万円プラス出来高払いでサイン後、会見場で見せた表情は決意を新たにしているようだった。

 ここ2年、ケガで試合にまともに出られなかった。2024年は右ハムストリングを負傷して52試合出場。25年は「キャリアハイのけが」と形容する右脛骨を痛め、20試合出場にとどまった。キャリア終盤での負傷禍。ただ、ポストシーズンで見せた復帰後の躍動が柳田を現役続行へ突き動かした。日本シリーズでは第5戦で同点に追いつく逆方向へのアーチ。シリーズでは打率.455をマーク。「つながってるなと思った」。そう振り返る表情はには自信があふれていた。リハビリの日々、そのすべてが無駄ではなかったという確信が、日本一に貢献した一振りに宿っていた。

 「カムバック賞を取りたい」とも語る柳田。38歳シーズンの来季へ向かう肉体はすでに「衰えている」と率直な思いを口にする。ただ、「技術は増している」とも語るなど自信はある。「1試合でも1打席でも多くグラウンドに立ちたい。『俺を使え』って思いながらプレーできれば、自分のプレーにつながると思う」とハイレベルな争いに勝つ決意を示す。その一振りで空気を変えられる存在が語った一言はシンプル。「とにかく打つ」。26年へ柳田らしい覚悟の示し方だった。

写真=BBM
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