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西武・栗山巧 「すべてを出し尽くして、必ず優勝する」“締めくくり”のシーズンへ/契約更改、覚悟の誓い

 

己のすべてを発揮して、選手として来季は完全燃焼する


 異例の契約更改会見だった。球団と来季の契約を交わした直後に栗山巧から語られた一言目が、「私、栗山巧は2026年シーズン、僕自身の25年目を迎えるシーズンで締めくくりのシーズンとさせていただくことを報告します」という、1年後の「引退宣言」だった。

 プロ24年目の今季は、11試合出場、23打数2安打と一軍デビュー年の04年以降自己ワーストの数字となった。あえて「1年前」に公表したのは「ファンの皆さんにしっかり僕のプレーを見てもらいたい。今の僕の気持ち、何か伝えられるものを見てもらいたいという思いから」と栗山。高卒の18歳で入団し、今年で42歳を迎えた。35歳を過ぎ「チーム最年長」「NPB現役最年長」と決して簡単には到達できない領域までキャリアを積み重ねてきたが、ただひたすら「野球がうまくなりたい」の一心で技術向上に全身全霊を注いできた。その姿勢は今もなお一切の揺るぎはない。

 その証明と言えよう。会見中、栗山の口から最も多く聞かれた言葉が「来シーズンもプレーしますので」だった。つまり「今はとにかく自主トレ、キャンプに向けての気持ちが強い。普段と変わりなく来シーズン迎えて、良いプレーをしようと思っている」。これまでと気持ちも取り組みも変わりはない。

 ただ、自ら定めたラストイヤーへ懸ける思いは格別だ。「すべてを出し尽くして、必ず優勝する」。バットマンとして「野球」を追求し続ける栗山の一挙手一投足を、後輩たちもファンも最後の最後まで目に、心に焼き付けていく。

写真=BBM
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