日米通算1832安打を積み上げてきたベテランは「立場が苦しくなっているのは、目に見えて分かっていること」と、冷静に自身の状況を分析した。
NPB通算13年でワーストの今季38安打に終わった秋山翔吾は、5000万円減の年俸1億3000万円プラス出来高(金額は推定)で契約更改した。約28%の減額にも「当然そうなる。積み重ねてきたものがある分だけ、これで済んでいる」と、納得して判を押した。
開幕からスタメンで3戦連続安打を放った3戦目の走塁で、右足首を故障した。一軍復帰した5月中旬以降は、
中村奨成らの台頭もあり、出場機会は激減。出場64試合でスタメンはわずか29試合にとどまった。
「ケガした自分も悪いし、ケガをした後に奪い返せなかった力不足」と、現実を受け止めた。
外野勢は、残留が決まった
ファビアンを筆頭に中村奨、
末包昇大、
野間峻祥らとの争い。そこに両打ち外野手のドラフト1位・
平川蓮(仙台大)も加わる。
松山竜平が退団し、4月に38歳となる来季は
會澤翼とともにチーム最年長。
首脳陣が世代交代を強く推し進める中で、求められるのは実績や経験ではなく、結果。「代打用の体づくりもしない」と、あくまでレギュラーにこだわってオフの練習に取り組んでいく。
日米通算2000安打まで168に迫る。今オフ、同じ1988年世代で親交の深い
前田健太が11年ぶりの日本球界復帰を決め、
楽天入りする。
「彼の成績が伸びれば伸びるほど、頑張らなきゃなと思う。まだまだ現役をやりたいなと思う一つの要因」
同世代の存在も刺激に、再び輝きを取り戻す。
写真=井沢雄一郎