
言葉からもチームをけん引する自覚がにじみ出ていた
その言葉は、リーダーにふさわしいものだった。
伊藤大海は2025年シーズンを振り返って「最終的に優勝できていないので、本当にそこに尽きる」と言った。個人としては27試合登板で196回2/3を投げ、14勝8敗、防御率2.52、195奪三振。2年連続の最多勝、自身初の最多奪三振で投手2冠。沢村賞、ゴールデン・グラブ賞、最優秀バッテリー賞も初受賞した。エースとして傑出した数字を並べても、チームが2位で終わったことにフォーカスした。
今オフの契約更改では1億2000万円アップの推定年俸3億4000万円でサイン(金額は推定)。来季6年目の年俸としては、球団では10年ダルビッシュの3億3000万円を抜いて最高額となった。選手会長や主将といった肩書がなくてもチームを引っ張る立場。シーズン中から自覚は言動ににじみ出ていたが、今オフはさらに重みが増してきた。
「去年も悔しかったと言って、今年も悔しかったと言ってしまっている。何かを大きく変える必要はあるのかないのか。それはチームとして、どうやっていくかだと思いますけど、一人ひとりの意識がさらに高いところにあれば間違いなく勝てるチームだと思う。そこを引っ張っていけるようなシーズンにしたい」
26年シーズンは自身2度目の開幕投手を務めることが内定している。相手は連覇を許し、CSでも2年連続で苦汁をなめさせられた
ソフトバンクで「26年の
日本ハムは、こういうチームだと示す絶好の機会。勝ち切ります」。チームの大黒柱は、強く誓った。
写真=BBM