
2度目の選手会長に就任してチームをけん引。個人としては出来過ぎの1年と振り返った
異例と言える2度目の選手会長就任から1年。
若月健矢は「2回目だったので要領は分かっていたつもりでしたけど、やっぱりあらためて大変だなとは思いましたね」と、苦笑いしながら振り返った。昨季限りで退任した
中嶋聡前監督から、「若い選手には負担になる。おまえには複数年(契約)を結んでいる責任がある」と勧められ、2019、20年以来の就任。グラウンド内外で身を粉にして奮闘を続けた。
主戦捕手として121試合に出場し、2年ぶりのゴールデン・グラブ賞、そして自身初のベストナインを受賞。「個人としては出来過ぎた1年だった」と謙遜しながらも、充実感を漂わせる。打撃面でも25年から着任した
川島慶三、
嶋村一輝両打撃コーチの指導を力に、自身初のシーズン100安打を記録するなど打率.272、6本塁打と進化。26年のWBCで連覇を狙う侍ジャパンの主戦捕手候補にまで名を挙げた。
「固定概念がない2人が見てくださって。“飛ばせるんだからもっと振っていきなよ”と後押ししてもらったのも大きかった」
選手会長としても、遠征時の移動の疲労軽減を目的にカジュアルスーツでの移動を球団側に要望し、今季から実現。契約更改の席では「ドームも湿度が高いので、バットがすごく重くなったりするので」と、湿度の高い本拠地・京セラドームと、海に近い大阪・舞洲にある球団施設「青濤館」の湿気対策を要望した。3年ぶりのリーグ制覇を目指す来季に向け、頼れる選手会長の存在感は増すばかりだ。
写真=BBM