もどかしさだけが残る、12年目シーズンとなった。
大瀬良大地は、開幕からローテを支えながら、7勝9敗。防御率は昨季1.86から3.48に下げた。
チームも借金20の5位に沈んだ。ベテランとして「もっともっといい成績を残して引っ張っていきたかったという思いが一番」と、責任を痛感した。
3年契約を終え、新たに結んだ2年契約の1年目だった。右肘の状態も思わしくなかった。
「それを口にすると言い訳がましくなる。結果を残さないといけない立場。それが出来なかったのは力不足、技術不足だと思っています」
9月19日で今季登板を終え、投球回134回2/3で規定にもわずかに届かなかった。
10月3日には群馬県内の病院で右肘手術を受けた。2023年オフ以来4度目だ。来季開幕から逆算して、チームの今季終了を前にメスを入れた。
「パフォーマンスを戻したいし、もっともっと良くしたい。そのために手術がどうしても必要だったと思っている」
来年6月に35歳になる。節目の通算100勝に残り6勝。
「結果が伴わなければ、やっぱりもうきついと思われるだろうし、しっかりと数字を残せれば、あの体でもまだやれるんだと周りも見てくれると思う」と、今後の現役生活を考えても来季が重要なシーズンとなる。
今オフから、かつてチームで先輩だった
巨人・
丸佳浩の後任として一般社団法人日本プロ野球選手会の新理事長に就任した。
野球普及や社会貢献活動を行うトップとして、グラウンド外でも重責を担う。チームはもちろん、球界のリーダーたる姿を結果で示す。
写真=兼村竜介