
来季もチーム一丸となるように力を尽くしていく
中野拓夢が名実ともにチームのけん引役を務めるまでに成長した。プロ入り当初の年俸800万円が、今季オフ3億円(推定)プレーヤーまでにのし上がった。今季は選手会長としてまい進する中で、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞にも輝いた。「来年はチームを引っ張っていかないといけないし、もっとみんなが良いレベルで競争できるようにしたい」と環境作りを口にした。
チームリーダーとしての実績も身に付けた。開幕から143試合に出場し、ほぼコンスタントにプレーし続けた。打率.282(リーグ5位)、また44犠打にいたっては断トツのトップだった。24年シーズンに成績を落としたことには「遠くに飛ばそうという欲が出てしまった」といった反省から、無欲になって二番・二塁のつなぎ役に徹したことが結果に表れた。本人は「まだ納得はいかないが、バッティングに関しては、よく復調できたなと思っています」と納得した様子。二塁手部門1位の守備率(.997)で攻守に輝きを見せた。
来シーズンは出塁率にこだわって「(全体的に)打率が上がりにくい中で、しっかり四球を取るとかに重要性を感じている」と優勝の味を知った男が、フォア・ザ・チームに徹しながらチームを引っ張っていく。
一番・
近本光司のチーム残留で一、二番コンビは不動。中野は「近本さんが一番にいるので、何とか自分も後を続いていけるようにしたい」と頼もしい限りだ。
写真=BBM