
来季の浮上に向け、攻撃型チームへの移行を目論む西口監督
2024年、
西武は49勝91敗3分けと大きく負け越し、打率もリーグワーストで最下位に沈んだ。そのチーム事情を二軍監督として把握しつつ、再建を引き受けた
西口文也新監督は就任1年目の25年は「守り勝つ野球」を掲げて挑んだ。
平良海馬を3年ぶりのクローザーに転向させ、
今井達也、
高橋光成、
隅田知一郎と実績を重ねてきた3投手に加え、
武内夏暉、
渡邉勇太朗など豊富な投手陣と
源田壮亮、
滝澤夏央、
西川愛也、
長谷川信哉らの守備力の高さを武器に戦った。だが総得点410点、チーム打率.232と、2年連続リーグワーストの得点力では大きく勝利数を増やすことは難しかった。結局、63勝77敗3分けのリーグ5位に終わった。
その結果を受け、「守ることはもちろん大事だけど、ある程度打たなきゃいけない」と、西口監督は打力向上の必要性をあらためて強調。チームのスタイルをこれまでの「守備型」から、来季は「攻撃型」へのシフトチェンジすることを示唆した。
その象徴として台湾の強打者・林安可(統一)、
石井一成(
日本ハム)、24年日本シリーズMVPに輝いた
桑原将志(
DeNA)を獲得。加えて「ブリブリ振り回す選手を探してもらっています」と明言していたが、さらなる打力強化へ向け大砲のアレクサンダー・カナリオを獲得した。
25年は今井、高橋の両先発がメジャー・リーグ挑戦のためチームを去る可能性が高いだけに、打線でその穴をカバーできるか。西口監督の2年目の手腕に期待と注目が集まる。
写真=BBM