就任3年目は、球団15年ぶりの借金20を背負って5位で終えた。
指揮を執ることになった2023年シーズンから2位、4位と3年続けて成績を下げた。
新井貴浩監督は、26年に向けて「今シーズン以上に厳しい道のりになるかもしれないけど、もちろん優勝を目指す。今年の悔しい気持ちを絶対にやり返すんだ、絶対に巻き返すという気持ち」と、決意を示した。
4勝(16敗3分け)しかできずにリーグ優勝が遠のいた7月ごろから、徐々に若手に切り替え始めた。
だが、事はそう簡単に運ばない。中村奨が8年目にして飛躍の兆しは見せたものの、それだけ。開幕右腕の
森下暢仁が14敗(6勝)を喫し、中軸を打つべき正捕手・
坂倉将吾が打率.238と低迷した。
チームの軸がそろってつまずいた上に、目立った若手の突き上げもないままシーズンを終えた。
就任から一貫して得点力不足に苦しんだ。25年は小園が首位打者、最高出塁率の2冠と気を吐いたが、この4年間は20発打者が一人もいない。
「投手も野手も、核となる選手を育てていかないといけない」と、指揮官。エースと四番を確立することが、26年の使命と考えている。
若手では2年目を迎える
佐々木泰や攻守走三拍子そろった両打ち外野手のドラフト1位・
平川蓮らが「核」の候補ではあるが、未知数。
春季キャンプは高卒と故障者を除き、育成2人も含めた異例の大量7人のルーキーを一軍メンバーに入れて「優先的に若い選手にチャンスはいく」と、ベテランも中堅も関係なく激しい競争をあおっていく考え。
指揮官を含めたチーム全員が、背水の覚悟で逆襲の道を切り開いていくしかない。
写真=榎本郁也