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ソフトバンク・松本晴 決意を胸に「開幕から最後まで先発として支配的な投球を続けること」/2026年はひと味違います!

 

今季は開幕から先発ローテーションを守る予定だ


 松本晴の2026年の目標に掲げたのは数字ではなく、どんな投球をしたいかだった。「開幕から最後まで先発として支配的な投球を続けること」。24歳の若武者らしい決意表明。昨季6勝をマークし、開幕前から先発ローテーションを争うことができたからこそ、今季は定着を目指す1年にしたい。そんな思いが左腕の頭には強烈に浮かんでいる。

 オフは自費でアメリカのトレーニング施設に足を運び、自らの課題を洗い出した。成果に挙げたのは、チェンジアップの改良だった。直球との腕の振りの差をなくし、変化方向も右打者から逃げていく方向へ。既存の球とは異なる方向へ曲がる球にすることで、打者に狙いを絞らせないことができる。自信をのぞかせる左腕が語る効果はスタミナ不足の解消。今季は早い回で降板することもあった。投球の幅が広がることが、球数の減少にもつながると考えている。

 3年目の昨季。開幕ローテーション争いを繰り広げるも、開幕は救援でスタートした。その後、先発でも登板機会を重ね、7月3日の日本ハム戦(みずほPayPay)では14奪三振をマーク。はっきりと存在感は見せた1年だった。だからこそ、4年目はひと味違うところを見せる。「自分がしっかりとこのオフも取り組んでキャンプに入れば、その競争は本当に勝ち取れると自分の中で思っている。本当に自分に厳しく、しっかりとシーズン取り組んでやっていくだけ」。立場を理解した上での言葉には、覚悟と自信が同居している。

 物価高の中、アメリカでのトレーニングは大きな出費となったと苦笑いする。それでも「投資したら帰ってくる。いっぱい使って26年は10倍ぐらいになって返ってきたらいい」と笑い飛ばす。大きく回収できる算段はある。
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