
パワフルな打撃を今年は一軍で思う存分発揮する
2021年に大阪桐蔭高からドラフト7位で入団した
仲三河優太は一度も一軍昇格を果たせず23年オフに戦力外通告を受け、24年から育成選手としての再契約となった。だが昨季打撃が開花。二軍戦で1試合3本塁打、サイクル安打を記録するなど7月までに打率.327、9本塁打の好成績を残し、7月10日に再び支配下登録を勝ち取った。
そして、同日の
楽天戦(ベルーナ)で迎えたプロ初打席で初安打、初打点を記録しアピールに成功すると、その後の4試合でも起用されるなど徐々に一軍投手のハイレベルな投球にも目慣れし始めていた。だが、出場5試合目の打席中に右手有鉤骨を骨折し、戦線離脱というアクシデントに見舞われる。8月30日に三軍戦で実戦復帰したものの、一軍での復帰は果たせずに昨季を終えた。
苦節を重ねて手にした一軍切符だけに、ケガでチャンスを手放した無念さはあるが、わずか5試合ながらも一軍の打席での学びは大きかった。「一軍の投手は勝負どころではデータとは関係なくセオリー的に投手有利なところに、きっちりと厳しく勝負球を投げてくる。その球質も、実際の球速よりも速くて重い」。その衝撃と同時に、「たった10打席でしたが、コンディションが悪くなるとこうやって打撃が悪くなっていくんだなという傾向が自分でも知ることができました」。復帰後はバットを軽いものにした。
今オフ、
西武は異例とも言える大型補強を行った。今季の競争は激化を極めるが、豪快な打撃で開幕から存在価値を示していく。
写真=BBM