
3連覇時の不動のレギュラーが30歳のシーズン、再起をかける
ここ2年の成績に、
宗佑磨は危機感を募らせている。「良かったときももちろんありますけど、継続できないのがここ数年。自分なりに変えていかないと、先は短いんじゃないかなと」。不退転の覚悟で、30歳となるシーズンを迎える。
チームが3連覇を遂げた2021年から23年まで、3年連続でベストナインとゴールデン・グラブ賞を受賞。一方で、24年は不振で4年ぶりの登録抹消を味わうなど打率.235にとどまり、25年も開幕から打撃不調で5月に約1カ月間の再調整を強いられた。「(もどかしさを)めちゃくちゃ感じますね。レギュラーとして3年やった時期があって、結果を気にしてそのときと比べてしまうことがある。毎年新しい自分をつくっていかないといけないので、それではやっぱりダメなんですよね」。公称は体重83kgながら、昨季は夏場に一時75kgまで体重が落ち込んだ。「そばしか食ってなかったので。体に良くないものには気をつけながら、そこまで気にせずって感じでいきたい」とむやみな食事制限を撤廃し、1年間戦い抜く体をつくり上げる算段だ。
15年ドラフト同期で同学年の
佐野皓大が、昨季限りで構想外となり現役を引退。「悲しいですね。そういう年齢だってこと。だから後悔ないようにやらないと、来年クビかもしれないので」と、盟友の思いも背負って再起をかける。「そういう賞(ベストナイン)って、そのポジションで一番出た人が獲る賞だと僕は思っているので」と、泰然自若の姿勢で復権を見据える。
写真=BBM