
チームの勝利のためにとにかく懸命にプレーするだけだ
名実ともに看板選手になった
近本光司にとって、2026年シーズンは未知との遭遇だ。初めて採用される拡大ベースは新たなハードルになるだろう。
「スライディングが大事なので、今までどおりの位置からだとケガのリスクが増えるかもしれない。キャンプで感覚的にやってみないと分からない」
4年連続6度目の盗塁王を獲得した男にとって、塁間の距離が11.4センチ短くなるのは重大問題だが、今のところ想像の域を出ないようだ。
自身7度目のタイトルとなれば、
柴田勲(
巨人)を抜いて、セ・リーグ史上最多になる。本人も「連続して獲れているのが大事だと思っている。コンスタントに成績を残すというのが自分の求めているところ」と意欲を示す。
25年シーズンオフには、FA権を行使せず残留を表明。チーム最長年数の5年で、総額25億円は球団史上最大規模の契約になった。
「いろいろな選択肢がある中で、やっぱりタイガースの選手として、甲子園のあの歓声の中でプレーする、それに代わるものはないと思った」
自身2度のリーグ優勝と1度の日本一も経験し、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞も連続受賞中。日本一奪還に欠かせないリードオフマンが、また新たな年を迎える。
近本は「すごい成績を残せたかと言われると、そうではないと思っている。これから引退も近づいてくる中で、常に期待に応えられる選手でありたい」と突き進む。
写真=BBM