
プロ9年目の今季は本塁打への意識も高まる
清宮幸太郎が、ついに“大台突破”となるかもしれない。昨季までの通算本塁打数は「76」。あと24本で通算100本塁打に到達する。早実では高校通算111本塁打を放った怪物も、その注目度の高さゆえに苦しんだ時期も長かった。それでも不断の努力で実力を伸ばし続けて4年連続で2ケタ本塁打もマーク。やっと節目の数字を射程圏に捉えた。
9年目を迎える今季は選手会長にも就任した。チームリーダーとなるシーズンはアーチへの意識も高い。昨季は12本塁打で「物足りない」と自身の数字を斬り捨てた上で「モーレ(レイエス)が32本打ったので、僕も30本打てれば確実に勝てる試合は増える」。キャリアハイは2022年の18本塁打。20本台を一気に飛び越えることが目標だ。
そうなれば当然、通算100本塁打もクリアできる。何より、自身初のリーグ優勝を勝ち取るには、打たなければいけないノルマでもある。「僕らには僕らの強みがある。それは長打。その強みをもっともっと伸ばして圧倒的に勝ちたい」。2連覇中の
ソフトバンクに勝ち切るには、ストロングポイントを前面に出す戦いが必要だと感じている。
だからこそ、アーチストの本能を呼び覚ましたい。本塁打数が伸びなかった昨季の反省は「軸足に全然(体重が)乗っていなくて自分からボールに向かっていっちゃう感じがすごいあった。うまく軸足を使えるかが今年のテーマ」。あとは、打つだけ。リーグVへの架け橋となる放物線をたくさんスタンドへ届かせて、自身もチームも節目の1年とする。
写真=BBM