
兼任コーチとなる今季も若手の手本となってチームをけん引する
昨季史上4人目のNPB通算250セーブを達成するなど、数々の金字塔を打ち立ててきた
平野佳寿は、同160人目となるNPB通算1000奪三振にもあと「1」と王手をかけている。
「まったく意識していなかった数字なので……。それがすごいことなのかもよく分かっていません。でも、そう言っていただけるならうれしいですし、あと一つなので。頑張ってそこは獲りにいきたい」
新たに投手兼任コーチとして迎える2026年。昨季は3登板にとどまった41歳の右腕は、「8月、9月ぐらいに上に呼ばれない自分の実力を考えると、こんなおじさんで、高い給料もらって何もできないのであれば、自然な流れ」と引退を本格的に考えた。球団と話し合いを重ねた末に、導き出されたコーチ兼任での現役続行。「選手一本だと、あまりにもわがまま過ぎるなと強く思った。ありがたいことに、球団が僕のことをすごく考えてくれて、いろいろなプランを提案してくださった」。球団への感謝を口にしたレジェンド守護神は、現役続行の活力には間髪を入れず「やっぱり、優勝ですね。もう一回みんなで優勝して、優勝旅行に行きたい」と力強く語った。
06年ドラフト同期で、盟友の
岸田護監督も「何をやっても手本になるので。その時点で役割を果たせている」とグラウンド内外での貢献を確信。「3連覇したからといって、休んでいるんじゃダメだと思う。常勝軍団になるための手助けができたら」。平野にしかできない働きで、26年の
オリックスをけん引する。
写真=BBM