
昨年、支配下へ復帰したが結果を残せず再び育成契約に。今季は先発として再び支配下を目指す
2021年にドラフト2位で入団した
佐々木健だったがプロ入り前の故障の影響で出遅れ、1年目は5試合(先発2試合)の登板にとどまった。2年目からは中継ぎに専念するも3年目の23年に左肘のトミー・ジョン手術を受けることとなる。24年は育成選手としてリハビリに専念。順調な回復で昨年6月に支配下に復帰したが15試合、0勝3敗1ホールド、防御率5.02と期待に応える活躍はできなかった。
25年オフには2度目の戦力外通告を受け、再び育成契約を打診されるが25年3月に入籍し、同10月には第1子の男児が誕生している。自分一人ではない。新たに築いていく家族の生活、将来を考えると決断は決して容易ではなかったに違いない。だが、佐々木はプロ野球界での勝負の道を再度選んだ。
その選択の大きな決め手の一つが「先発転向」だった。チーム事情でこれまでは中継ぎ起用だったが、一転、今回の契約更改で球団から先発転向を打診されたという。「思ってもいなかったことなのでびっくりはしましたが、いずれは先発をやりたい気持ちはあったので、今このタイミングで来てうれしい」と挑戦心に燃える。
1年目に先発を2試合経験しているが、「そのときとは心境も、技術的にもメンタルの面でも違う状態でできる。今までの4年間、リリーフをやって得られた経験値を生かして思いきり先発をやりたい」。目下の目標は「開幕までに支配下に戻ること」。そして、「シーズンを通してローテを回れたら一番いい」。29歳、6年目。勝負の1年だ。
写真=BBM