
三塁守備の練習をする渡部。アマ時代に経験はあるがプロの速い打球スピードに慣れていきたい
大商大からドラフト2位で入団した昨季は五番・左翼で開幕スタメン出場を果たした
渡部聖弥。その後の活躍も目覚ましく、いきなり開幕戦から6試合連続安打を記録するなど即戦力として
西武打線の核を担った。3.4月度の成績は打率.435、9打点を誇り、早々に「新人王候補」ともささやかれた。
4月中旬、5月下旬にそれぞれ足首の捻挫で戦線を離脱したほかは主軸として試合に出続けたため、さすがに8月には疲労も重なり、打率.160と低迷したが、それでも9月は再び持ち直し、打率.301、3本塁打、10打点と躍動。9月3日から同18日まで11試合連続安打を記録し、規定打席に達して打率.259、12本塁打、43打点でルーキーイヤーを閉じた。最後まで有力候補の一人に残りつつも、新人王獲得はならなかったが、主力としての確固たる地位は手に入れた。
ただ、2年目の今季は新たなチャレンジが待っている。昨季は左翼が定位置だったが、打線強化のチーム方針から、
桑原将志、
林安可、
アレクサンダー・カナリオなどの外野手を補強。高校、大学時代に三塁手を経験している渡部が今季は三塁へ転向。今春キャンプでも早速、連日徹底的にノックを受け、「強い打球への反応とハンド
リングでの対応」を重点的に磨いている。
その一方で「自分の売りは打撃」と言い切る。レギュラー確保は「やはり打撃でどれだけアピールできるか」。昨季の経験を糧に「ケガをしない」ことと「打率2割7分、20本塁打、10盗塁」を目標に掲げる2年目の渡部に注目だ。
写真=BBM