支配下選手登録から2年目を迎える辻大雅が、新境地開拓へこの春は一軍キャンプで汗を流した。
「初めて一軍に試合に出た次の年が大事だとみんなから言われているので、気を引き締めて、ルーキーのような気持ちでやっています」
全体練習後も精力的に課題練習に取り組んでいる。
昨季、3月末から2週間、二軍から離れて指導を受けた
野村祐輔三軍投手コーチ兼アナリスト(現二軍投手コーチ)の助言が見事にハマり、才能が開花した。
二軍復帰後は16戦連続無失点を記録するなど、防御率1.25。7月28日に支配下選手登録され、翌29日に一軍昇格を果たした。
8月2日の
中日戦(マツダ広島)の8回に初登板。自己最速の151キロを計測するなど、1回無安打無失点で二つの三振を奪った。最後まで一軍に帯同し、16試合登板で防御率1.13の好結果を残した。
シーズン最終戦の登板後に
菊地原毅投手コーチから先発転向を通達された。先発争いに向けた取り組みを充実させて春季キャンプを一軍で完走したが、キャンプ打ち上げ時、投手としての特徴を生かした中継ぎ専念が決定。
新たな挑戦を経て、その経験を糧に、開幕に向けてブルペンを力強く支える一枚となる。
支配下選手2年目を前に、足をすくわれる隙は見当たらない。
写真=井沢雄一郎