飛躍のルーキーイヤーを経て、今年を勝負と位置づける。プロ2年目を迎える石伊雄太は春季キャンプで時間を有効活用した。
「野球に集中できています。1年前はウエート・トレーニングの時間があっても、何をしたらいいか分からなかった。今はメニューリストで行っていて、時間の使い方はだいぶうまくいっていると思います」
すべてはシーズンを通して戦える体づくりのため。昨季は開幕一軍入りを果たすと、6月ごろから先発マスクに定着。打撃でも6月11日の
楽天戦(楽天モバイル)では1試合5安打を放ち、7月8日の
巨人戦(山形)でプロ初本塁打を放った。
85試合に出場し、21打点、3本塁打、打率.221。盗塁阻止率もセ・リーグ3位の.413という数字を残し、強肩も発揮した。
扇の要として経験を多く積んだ一方で、落ちていく体力を痛感した。迎えた初めてのオフシーズン。1月の自主トレはハードなトレーニングで知られる大島塾の門をたたいた。
「大島(
大島洋平)さんはあの年齢になってもガンガンやられていますし、ケガもほぼしていない。僕も息の長い選手になりたいので、こういったトレーニングが大事なんだと実感できました」
キャンプでも自主トレでやってきたトレーニングを土台に、攻守のレベルアップに努めた。
「正捕手としてたくさん試合に出たいです。去年の結果は関係ない。2年目ですけど、新人のような気持ちでやりたい」
思い通りにいかないこともきっとある。それでも困難を耐え、乗り越える力をつけてきた。2年目の挑戦が始まる。
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