日本を代表するセットアッパーに君臨する大勢は、今季も最優秀中継ぎの筆頭候補に挙がる。
入団1年目から3年間守護神を務めたが、2024年オフに
中日から
R.マルティネスが加入。これに伴い、昨季は
阿部慎之助監督から「去年は抑えにつなぐところが鬼門だった。チームが勝つためにこそ、お前に投げてほしい。セーブ王は獲れないかもしれないけど、ホールド(ポイント)のタイトルを獲ってくれ」とセットアッパーへの配置転換を頼まれた。
右腕は「正直に言えば悔しさはありました。だけど一番大きいのは『このチームで勝ちたい、日本一になりたい』という気持ち」と、守護神の座を譲り、中継ぎという新たな役目を前向きに受け入れた。
チームはリーグ3位に終わったものの、自身は指揮官の思いに応えるようにキャリアハイの62試合に登板。8勝4敗、防御率2.11の堂々たる数字とともに、球団記録を更新する46ホールド、54ホールドポイントを挙げ、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。「阿部監督に『獲れ』と言われて、獲れたのでよかった」と安堵しつつ、「もっと、やらなあかんなと思った」と満足はしていない。
球界を代表するリリーフ投手となり、チームからただ一人、第6回WBCに出場する。「世界一の座を獲得できるように、ジャイアンツを代表して頑張りたい」。2年連続のタイトルを狙う前に、まずは世界の頂を目指す。
写真=BBM