
オープン戦では好守備を披露した
ルーキーであっても社会人出身の24歳に遠慮はない。2月10日に行われた今春キャンプA組(一軍)初のライブBP(実戦形式の打撃練習)。ドラフト5位の
高橋隆慶が、
岩井俊介から中越え三塁打を放ち自慢の打撃力をアピールした。「1年目から勝負という思い。そこ(開幕一軍)は何としてでもつかみ取りたい」。一軍枠を巡る競争は12球団トップと言っても過言ではないほどハイレベルだが、キャンプ途中からA組に昇格した新人野手は鼻息荒く開幕一軍を狙う。
「社会人No.1スラッガー」と評された打棒を1年目から発揮する覚悟だ。茨城・明秀日立高から中大へと進み、大学では1年先輩にあたる
森下翔太(
阪神)の背中を追い打撃を磨いた。大学からのプロ入りこそかなわなかったが、JR東日本入社後は打撃の確実性を身につけて昨年の都市対抗野球では打率5割をマーク。186cm92kgの恵まれた体格からのパンチ力ある打撃を武器にプロの世界に飛び込んだ。
パ・リーグ連覇中のチーム内の競争は激しく、今キャンプもB組(二軍)スタートだったが、A組の練習参加のチャンスで結果を残し昇格した。守備は三塁が本職ながら、首脳陣の指示でキャンプから二塁にも挑戦。一塁や三塁には
山川穂高、
栗原陵矢ら強打者が並ぶためで「少しでも一軍で可能性があるところをさせた方がいい」と説明する小久保監督も「初めてとは思えない動きができている」と評価する。「一軍に残れるならどこでもやりたい」とルーキーは強い覚悟で1年目に挑んでいる。
写真=BBM