開幕ローテーションを狙える位置にいる。猛アピールを続けているのはドラフト1位の中西聖輝だ。
対外試合デビューだった2月15日の
DeNAとの練習試合(北谷)では1回を三者凡退。同23日の
ロッテとのオープン戦(同)でも3回を無失点と実戦での対応力を発揮している。
智弁和歌山高では夏の甲子園で全国制覇、青学大でもリーグ6連覇と明治神宮大会優勝を成し遂げた「日本一」の請負人。迎えたルーキーイヤーの春季キャンプは無事に一軍で完走した。
「大きなケガなくやってこられたのは自信になります。球の勢いなど、もろもろ足りないところをこの1カ月で強く感じた」と課題も見つかった。
井上一樹監督は「コントロールの精度は上げなきゃいけない部分がある。投げるたびに良くなると思う。開幕まで1カ月あるので、良い調整をしてもらいたい」と成長を促した。
チームでは
高橋宏斗、
金丸夢斗が3月のWBCに出場し、開幕ローテーションの6枠は開幕直前まで争いが予想される。
球団のドラフト1位新人が1年目に開幕ローテーション入りを果たせば、1998年の
川上憲伸以来となる。過去3年では
仲地礼亜、
草加勝、金丸と大卒投手がドラフト1位で入団したが、達成できていない状況だ。
3月4日のDeNAとのオープン戦(横浜)に先発して4回3失点。持ち味の制球力が定まらず、「早急に改善しないと。出直します」と反省を口にした。
「そう簡単な話じゃないから。いろいろ学んだと思う」と井上監督。残りのオープン戦のマウンドが勝負となる。求められるのは内容と結果だ。
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