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日本ハム・今川優馬 地元球団で活躍するために「僕は長打を打たないと試合に出られない」/生え抜きの輝き

 

一軍定着へのアピールとなったオープン戦


 今川優馬の執念が詰まった放物線だった。3月4日、エスコンFで行われた西武とのオープン戦の7回二死。西武・與座海人の129キロの直球を引っ張った。「ちょっと詰まって、バットが折れてたんで……」。完璧なとらえ方ではなかった。「なんとか伸びてくれ―」。そう願った打球は勢いを失わずに左翼フェンスを越え、ブルペンへ飛び込んだ。

 2月の春季キャンプは一軍の沖縄・名護でスタートも、途中で二軍の沖縄・国頭キャンプへ合流となっていた。外野陣の争いはし烈。万波と水谷というレギュラー格に加えて5年ぶりに復帰した西川、外野専念2年目の矢澤や五十幡らもいる。さらに新人のエドポロ・ケインも実戦でアピールして一時一軍合流もしていた。

 今川には首脳陣からファームへ行く理由が伝えられていた。「自分が(実戦で)スタメンで出られる機会が少なかったので、『今、上(一軍)で代打として置いておくつもりはないから』と伝えられて」。沖縄での二軍練習試合で打席数を確保しながらキャンプ終了後は自宅のある北海道へ戻り、3月4日からの西武2連戦は一軍へ一時合流した。

 外野レギュラー争いをしてほしいからのファーム合流。新庄監督からも「ずっと見てるから。結果も大事だけど、内容だよ」と声を掛けられている中で見せた最高の結果だった。「僕は長打を打たないと試合に出られない」。道産子の生え抜き6年目。一軍定着へ、本拠地でのオープン戦で打ったアーチは良いアピールになった。

写真=BBM
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