
今年は昨年以上の成績を残すことを誓う西川
プロ8年目の昨年は大飛躍のシーズンとなった
西川愛也。3年目の2020年に一軍デビュー、そのデビュー戦でプロ初安打を飾ったが、以後、23年4月30日の
楽天戦まで62打席連続無安打というNPB野手ワースト記録を更新した。
その苦境を糧に、年々着実な成長を証明。24年には104試合で打率.227、6本塁打と存在感を高めると、昨季は主に一番としてコンスタントに安打を重ね、右肩の違和感で離脱する8月上旬まで最多安打争いの中心にいた。8月2日の
ロッテ戦(ベルーナ)ではパ・リーグ記録タイの1試合6安打。最終的に124試合で打率.264、10本塁打とキャリアハイを更新した。また、ゴールデン・グラブ賞にも輝いた。
西口文也監督が新たに就任した昨年は「レギュラーは白紙」とされていたなかで中堅の定位置を勝ち取った。だが、本人は「まだまだ」と、謙遜ではなく本心で否定する。守備に関しては誰にも負けない自信はある。投手の成績をも背負っているため、強い覚悟で常に守っているのだと常々話す。一方で、「打撃が……」と猛省。「いいときと悪いときの波が大きかった」ことを今季への大きな課題とし、昨秋から改善へ向けて取り組んでいる。今季の打順は未定だが、昨季と同じ一番を主とするならば、「僕が出塁するかどうかで打線の勢いが変わってしまう」と主力としての責任感も格段に増した。
本格的にレギュラーとして認められる「3年目」に挑む今季は、「全試合フル出場と最多安打」を目標に掲げる西川が輝きを見せる。
写真=BBM